気になる冷蔵庫の中のカビ
皆さんは冷蔵庫の中にもカビが生えることをご存知でしょうか。
冷蔵庫の中だからと安心はできません。「うちの冷蔵庫は大丈夫」と思っている方もおられると思いますが、冷蔵庫を使って1年以上立っていれば、カビが居る可能性が高いです。
もしかして・・・と気になってこられた方々、今回の記事を読んで是非参考になさってください。
冷蔵庫のカビの原因はコレ
原因1 湿気
冷蔵庫の中は基本的には乾燥しやすいのですが、開け閉めが頻繁な夏場や、暖かいものを予熱を取らずに冷蔵庫に入れたりすると、湿気が発生しカビの原因になります。
原因2 食材についたカビの繁殖
冷蔵庫に入れる食材は様々なものがありますが、中には傷んでいたりカビの付いた状態のものがあったりします。知らずのうちにカビが繁殖していることがあるのです。
原因3 パッキンの痛みによる不密閉
長年冷蔵庫を使っていると、経年劣化でパッキン(冷蔵庫のドアなどについているクッションの役割を果たすもの)が破れてしまったり、割れてしまってキチンと密閉されないことからカビが入り込む可能性があります。
原因4 食べこぼしなどを放置
冷蔵庫の中で牛乳などがこぼれた際にすぐに掃除などの処理をせずに放置してしまったことでカビが発生してしまうことがあります。
冷蔵庫の中のカビを放っておくと・・・・・
冷蔵庫の中のカビを放っておくと、臭いの元に繋がります。
冷蔵庫を開けた瞬間に何とも言えない臭いが立ち込めます。生ものやフルーツなどにもカビや菌が移って繁殖してししまう可能性も高くなり、衛生面から見ても非常に問題になります。
特にご年配の方がお住いの場合や小さなお子様がいらっしゃるご家庭は十分に気を付けていただく必要があります。
冷蔵庫のカビの取り方はコレ
カビを取るのに用意するもの
では、どのようにして冷蔵庫のカビを取るのかということですが、洗濯機や洗濯もののように塩素を使うわけには行きません。
そこでオススメなのはエタノールです。エタノールは薬局などでも売っています。これをスプレーボトルに入れたものを用意してください。
カビの掃除方法
それではカビの掃除方法ですが、まず冷蔵庫の中のものを全て出して、電源を抜いてください。
卵ケースや棚など、外せるものはすべて外し、たらい桶にハイターを薄めたものに付けて置きます。
そして先ほど用意していただいたエタノールのスプレーボトルをタオルに数回プッシュして冷蔵庫の壁やパッキンなど全体をくまなく拭いてください。
カビを取る上で注意すること
冷蔵庫の中のカビを取るときに気を付けていただきたいのは、必ずマスクをして掃除をしていただきたいということと、パッキン等を付け置く以外、庫内掃除に塩素系の洗剤などは絶対に使用しないということです。
マスクをしないとカビの胞子が舞って、それを吸い込んでしまう恐れがあります。カビは目に見えないものもあるので気を付けましょう。
塩素系の洗剤は冷蔵庫を痛める原因にもなりますので使用をしないでください。
冷蔵庫のカビを事前に予防しよう
冷蔵庫のカビは予防できる!
冷蔵庫のカビは防ぐことが出来ないの?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は冷蔵庫のカビは予防できます。
毎日の掃除などに合わせて出来る手軽な方法など様々ありますが、以下を参考にしてみてください。
カビの予防対策にはエタノールを使おう!
先にも書きましたが、カビ対策に使えるものとして、薬局などで売っているエタノールのスプレーなどが有効です。
冷蔵庫の中全体に吹きかけます。そして、そのままドアを閉め、3分ほど待ちましょう。吹きかけたあと、開けっ放しにしないようにします。
それだけでカビ予防には十分な効果があります。キッチン周り用のものなども売っていますので、探してみてください。
冷蔵庫のカビの原因はコレ! まとめ
カビが生える大きな原因となるのが、高温・多湿・栄養分です。
つまり、カビ対策は
・高温 → 低温にする
・多湿 → 乾燥させる
・栄養分 → 栄養源を絶つ
ということが重要となるわけです。
「温度」は、20℃~30℃くらいがカビの好む条件ですが、0℃~50℃の範囲であれば基本的にカビは活動できます。
冷蔵庫内などの低温下でも繁殖のスピードが遅いだけでカビの活動には十分な温度であり、食べ物などの栄養源が豊富な分、カビの好む条件と言えるでしょう。
「低温だから大丈夫」と思いがちな冷蔵庫も、食べ物のくずや汁などで汚れたままだと、バイ菌やカビが繁殖してしまいます。
これらを踏まえて冷蔵庫のカビ予防に努めましょう。